昭和53年卒、貝崎弘和です。
毎回、「お城巡り」をご覧いただき、あ りがとうございます。
今回は、格安航空券(往復1万円)とフリーキップ(3日間JR四国乗り放題1.8万円)を利用して、永年の念願だった四国のお城を巡ってきました。
現役時代は転勤族だった私も未踏の地区だっただけに、感動、感激の大きな旅でした。
「うどん」「骨付鳥」「藁焼きの鰹のタタキ」云々、美味しいもの満載です。
▪️高松城
高松城は、四国の玄関口/高松駅、高松港の近くに位置する「海城」です。
城の北側は海に接し、陸側は東西2箇所から海水を引き込んだ三重の堀が曲輪を囲み、本丸は内堀に浮かぶ小島のようです。
初代藩主は生駒氏、後に水戸黄門で有名な徳川光圀の実子が代々の城主をつとめました。
残念ながら天守は残っていません、城址は玉藻公園として市民に開放されています。
▪️丸 亀城(現存12天守のひとつ)
高松から西へ約20分、「団扇(うちわ)」で有名な丸亀に到着します。
丸亀城は慶長7年(1602年)に生駒氏が築城、その後京極氏が天守などを完成させました。
丸亀城の石垣は「高石垣」とも呼ばれ、平地から本丸まで四段の石垣を合わせると約60m。誰もが圧倒される高さで、「飛ぶ鳥も超えられぬ…」と評されたほどでした。
さらに、高石垣上の本丸は三重三層、高さは15m、美しい城姿で雄々しく聳えています。
現在でもランドマークとして、街の随所から見上げることができます。
▪️今治城
丸亀から、右手に瀬戸内海を見ながら西へ約80分、「タオル」で有名な今治に到着します。
関ヶ原の戦い後、徳川家康は来島海峡の監視のため、藤堂高虎に今治城の築城を命じました。
今治城は高松城と同様に、海水を取り入れた水堀を曲輪の周囲に巡らせた「海城」です。
そのため、潮の干満によって堀の水位が変わり、ボラやチヌ(黒鯛)などの海水魚が泳いでいます。
他では、なかなかお目にかかれない光景ですね。
現在の「五層六階」の天守は再建されたものですが、スタイリッシュで実に見事です。
いつまでも見ていたい、見飽きないお城です。